米芾 行書拓本 省試臘後望春宮
商品詳細
サイズ：137.0×32.5cm 4枚

米芾の行書拓本「省試臘後望春宮」です。

読み

皇都初度臘 鳳輦出深宮 皇都は初めて、風は深い宮殿を出て行った。
高憑樓臺上 遙瞻□□中 高い階段を上って、遠くから見下ろします。
仗凝霜彩白 袍映日華紅 霜が白く、ローブが日華紅色に映る。
柳眼方開凍 鶯聲漸轉風 柳の目は凍りつき、音は風を吹き飛ばした。
御溝穿斷靄 驪岫照斜空 御溝は壊れていて、斜めに空を照らします。
時見宸游興 因觀稼穡功 時がたまに遊びに行くのを見て、作物の功績をたたえる。
襄陽米書

写真をご覧の上ご入札宜しくお願い致します。


◆米芾 べい-ふつ 1051年～1107年

中国の北宋末の文学者・書家・画家・収蔵家・鑑賞家であり、
特に書画の専門家として活躍した。

初名は黻。字は元章。官職によって南宮、住拠によって海嶽と
呼ばれ、号は襄陽漫仕・海嶽外史・鹿門居士など、室名を宝晋斎。
子の米友仁に対して大米と呼ぶ。
襄州襄陽県の人で、後に潤州に居を定めた。

書においては蔡襄・蘇軾・黄庭堅とともに宋の四大家と称される。
米芾は4人の中で最も書技に精通しているとの評がある。
他の3人はエリート政治家として活躍したが、米は書画の
分野のみで活躍した専門家であった。
彼の題跋は今日でも王羲之や唐人の真跡を研究する上で最も
重要な参考資料になっている。
その鑑識眼は中国史上最高ともいうべきものである。
画においては米法山水の創始者として知られ、多くの人に
模倣され、また、従来、専門家が行っていた篆刻を作家自ら
始めた人物とも目されている。



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